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監督・脚本:ミハル・ボガニム Michale Boganim 1973年7月17日、イスラエル・ハイファ生まれ。幼少期に両親がレバノン戦争に巻き込まれ、家族でパリへ移住。仏・ソルボンヌで人類学を学び、ジャン・ルーシュのもとで映画製作を勉強する。その後、イスラエルに戻り、ヘブライ大学で哲学と歴史を専攻し、写真も撮りはじめる。1999年にロンドンへと渡り、英国国立映画テレビ学校で監督業を学ぶ。2005年に発表したドキュメンタリー『ODESSA…ODESSA!』が、ベルリン国際映画祭、サンダンス映画祭をはじめ、50以上の映画祭に招待され、各国で上映された。現在はパリとテルアビブを拠点に生活をしている。本作が初の長編劇映画である。

共同脚本:アントワーヌ・ラコンブレ Antoine Lacomblez IDHEC(フランスの高等映画学院、現:FEMIS)卒業。脚本作に、『追想のオリアナ』(フィナ・トレス監督、84)、『彼女たちの関係』(ディアーヌ・キュリス監督、90)、『愛のあとに』(同、92)、『可愛いだけじゃダメかしら』(フィロメーヌ・エスポジト監督、93)、『世界で一番好きな人』(アレクサンドル・アルカディ監督、95)、『君が、嘘をついた』(エリー・シューラキ監督、95)、『この胸のときめきを』(ダミアン・オドゥール監督、02)などがある。

共同脚本・編集:アン・ウェイル Anne Weil EHESS(フランス国立社会科学高等研究院)卒業。エマニュエル・フィンケル監督やヴァレリア•ブルーニ•テデスキ監督の作品で編集を手がける。主な作品は、『ラクダと針の穴』(ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ監督、03)、『隠された日記 母たち、娘たち』(ジュリー・ロペス=クルヴァル監督、09)。新作に、ブルーニ=テデスキ監督、ルイ・ガレル主演『Un château en Italie』(13)がある。2013年にはフィリップ・コトラルスキ監督との共同監督作品『Friends from France』の公開が控えている。

撮影:ヨルゴス・アルヴァニティス Yorgos Arvanitis 1941年2月22日、ギリシャ生まれ。数十年の撮影キャリアを持つ著名なカメラマンの一人。テオ・アンゲロプロスの作品の多くに携わっている。代表的な作品として、『旅芸人の記録』(テオ・アンゲロプロス監督、75)、『狩人』(同、77)、『アレクサンダー大王』(同、80)、『シテール島への船出』(同、83)、『霧の中の風景』(同、88)、『ユリシーズの瞳』(同、95)、『太陽と月に背いて』(アニエスカ・ホランド監督、95)、『永遠と一日』(アンゲロプロス監督、98)などがある。1989年、『Australia』(ジャン・ジャック・アンドリアン監督)でヴェネチア国際映画祭で撮影賞を受賞ほか、これまで数々の撮影賞を受賞している。

撮影:アントワーヌ・エベルレ Antoine Heberlé これまで手がけた主な作品は、『おせっかいな天使』(ローランス・フェレラ・バルボザ監督、93)、『ジェリー・フィッシュ』(エトガー・ケレット&シーラ・ゲフェン監督、07)、『パラダイス・ナウ』(ハニ・アブ・アサド監督、05)、『まぼろし』(フランソワ・オゾン監督、01)。新作にジュリエット・ビノシュ主演、マリオン・レーヌ監督の『À cœur ouvert』(12)、マチュー・アマルリック主演、ヨッシ・アヴィラム監督の『La dune』 (12)がある。

音楽:レシェック・モジジェル Leszek Możdżer 1971年3月23日、ポーランド・グダニスク生まれ。ポーランドで最も有名なジャズピアニストの一人。5歳の頃からピアノに触れ、1996年に、グダニスクの音楽アカデミーを卒業後、数多くの音楽、文化賞を受賞。多くのアーティストとのコラボレーションやCDを発表多数。2010年、ショパン生誕200年を記念し、来日コンサートも果たした。

録音:フランソワ・ウァレディッシュ Francois Waledisch 1980年代前半よりキャリアをスタートさせる。主な作品に、『青春シンドローム』(セドリック・クラピッシュ監督、94)、『アルテミシア』(アニエス・メルレ監督、97)、『8月の終わり、9月の初め』(オリヴィエ・アサイヤス監督、98)、『Voyages』(エマニュエル・フィンケル監督、99)、『夏至』(トラン・アン・ユン監督、00)、『High Life』(エマニュエル・セニエ監督、08)、『最初の人間』(ジャンニ・アメリオ監督、11)などがある。

編集:エルヴェ・ド・ルーズ Hervé de Luze 1949年生まれ。シネマテーク・フランセーズでアンリ・ラングロワ監督のアシスタントとして映画業界に入る。セザール賞に9回ノミネートされ3回受賞。『戦場のピアニスト』ではオスカーにノミネートされたフランスの名編集者。代表作としては、クロード・ベリ監督の『チャオ・パンタン』(83)、『愛と宿命の泉 PARTⅠ/フロレット家のジャン』、『愛と宿命の泉 PARTII/泉のマノン 』(86)、『ジェルミナル』(93)、アラン・レネ監督の『恋するシャンソン』(97)、『巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)』(03)、『六つの心』(06)。また、ロマン・ポランスキー監督作品は『ポランスキーのパイレーツ』(86)以降の全作品を手がけている。

編集:ティエリー・デロクル Thierry Derocles 70年代から編集者としてのキャリアをスタート。主な作品に『フォート・サガン』(アラン・コルノー監督、84)、『バンカー・パレス・ホテル』(エンキ・ビラル監督、89)、『インド夜想曲』(アラン・コルノー監督、89)、『ティコ・ムーン』(エンキ・ビラル監督、97)などがある。

製作:Les Films du Poisson 15年にわたりフランスおよび海外で映画製作を行なっている映画会社。カンヌ国際映画祭監督賞、カメラドール等を受賞する映画を多く送り出し、これまでの製作本数は長編、短篇、ドキュメンタリー、フィクションなどあわせて100作以上にのぼる。新しい才能を発掘する一方で、エマニュエル・フィンケル監督、ジュリー・ベルトゥチェリ監督、マチュー・アマルリック監督らとの映画製作も継続的におこなっている。 代表的な製作作品に、『Voyages』(エマニュエル・フィンケル監督、99)、『やさしい嘘』(ジュリー・ベルトゥチェリ監督、03)、『ジェリー•フィッシュ』(エトガー・ケレット&シーラ・ゲフェン監督、07)、『L'Arbre』(ジュリー・ベルトゥチェリ監督、10)、『さすらいの女神(ディーバ)たち』(マチュー・アマルリック監督、10)などがある。



CAST

アーニャ:オルガ・キュリレンコ Olga Kurylenko 1979年11月14日、ウクライナ生まれ。16歳の時、パリでモデルデビューし、その後ニューヨークで演技の勉強を始める。04年、ディアーヌ・ベルトラン監督、小川洋子原作の『薬指の標本』で映画初出演を果たす。その後、オムニバス映画『パリ、ジュテーム』(06)のエピソード「マドレーヌ界隈」でイライジャ・ウッドに襲い掛かるヴァンパイアを演じた。08年には、『007/慰めの報酬』のボンドガール・カミール役に抜擢され、一躍注目を集めた。その他の出演作品には、『ヒットマン』 (07)、『蛇男』(07)、『マックス・ペイン』(08)、『べルベット・アサシン』(09)、『センチュリオン』(10)、『陰謀のスプレマシー』(12)などがある。本作のアーニャ役は、作品に惚れ込んだ彼女自らが監督に直訴しての抜擢となり、幅広い役柄を演じられることを証明した。今後の出演作品には、テレンス・マリック監督、ベン・アフレック、ハビエル・バルデム共演の『To the wonder』(12)などがある

アレクセイ:アンジェイ・ヒラ Andrzej Chyra 1964年8月27日、ポーランド生まれ。高校を卒業した後、ワルシャワの演劇学校に入学。93年にRadosław Piwowarski監督の『Older of Affection』でデビュー。Krzysztof Krauze監督の『Debt』(99)でポーランド映画祭主演男優賞を受賞し、注目を集める。その後、 07年には、アンジェイ・ワイダ監督の『カティンの森』でイェジ役を演じ世界的な知名度を得る。映画以外にも、イザベル・ユペールが座長を務めた舞台「欲望という名の電車」に出演するなど、幅広く活躍。近作は、ポーランド出身の女性監督マウゴジャータ・シュモフスカの『ELLES』(11)で、ジュリエット・ビノシュと共演を果たしている。その他の作品に『Wiedźmin』(01)、『Strike』(06)、『We're All Christs』(06)、『Wszystko co kocham』(09)など多数出演。

ヴァレリー(16歳):イリヤ・イオシフォフ Ilya Iosifov 1986年6月25日、モスクワ生まれ。両親は劇場に務めていた。幼少期から芸術学校に通い、その後、演劇大学で演技を学ぶ。ロシアのテレビドラマ「Yunkera」(06)で俳優デビュー。その後もテレビドラマを中心に活躍する。主な出演作品に『Den vyborov』(07)、「Tatyanin den」(07)、『Iskushenie』(07)、『Dobrovolets Shtorm』(09)、「Katya」(09)、 「Stolitsa grekha」(10)などがある。

ディミトリ:セルゲイ・ストレルニコフ Sergey Strelnikov 1979年11月13日、ウクライナ生まれ。キエフ国立大学で演技を学んだ後、09年にテレビドラマ「1941」で俳優デビュー。本作が初めての映画出演。

ニコライ(森林警備員):ヴャチェスラフ・スランコ Vyacheslav Slanko 1947年2月1日、ウクライナ生まれ。69年にキエフ舞台芸術大学を卒業後、82年まで、キエフの劇場に勤務。83年からは舞台俳優として活躍。大手ラジオ番組の名物パーソナリティーとしての顔ももつ。

パトリック:ニコラ・ヴァンズィッキ Nicolas Wanczycki 1976年5月11日、フランス生まれ。「Une femme d'honneur」(00)、「Pas vu, pas pris」(01)、「Quai n° 1」(04)、「Avocats & associés」(07)、「Interpol 」(10)、「L'illusion comique」(10)などテレビドラマに多数出演。映画出演作品には、『アーシア・アルジェント/禁断の罠」 (01)、『Nulle part terre promise』(08) 、『Tellement proches』(09)、『思春期』(09)、『Toi, moi, les autres』(10)などがある。

ピョートル:ニキータ・エムシャノフ Nikita Emshanov 1983年8月17日、旧ソ連のレニグラード生まれ。04年にロシア舞台芸術アカデミー(GITIS)を卒業。『Pokhititeli knig』(04)で映画デビュー。07年に出演した『Myortvye docheri』で、大きな役を獲得。そして、本作で、オルガ・キュリレンコ演じるアーニャの夫役で出演。2011年8月17日、自動車事故で28歳の若さで亡くなった。

アーニャの母:タチアナ・ラッスカゾファ Tatyana Rasskazova ラトビアのベンツピルス生まれ。83年に、レニグラード州立演劇音楽映画学校を卒業後、89年までレニングラードのレンソヴェト劇場の舞台で活躍。その後、マリードラマ劇場の舞台女優として、数多くの舞台に立つ。映画出演作品には、主演を務めた『Shura and Prosvirnyak..』(87)他、『Mify moego detstva』(05) 、『Svobodnoe plavanie』(06)などがある。